『OH!サマーKING』の世界で生きるちょっとダサくて残念な男の子をきっと応援したくなる話。
※私の好き勝手な解釈がかなり入っていることをご了承の上お読みください。笑
これは『OH!サマーKING』の曲の中で生きる、1人のちょっぴり残念な主人公の男が繰り広げる物語。
この男には、想いを寄せる女の子がいました。男はこの暑い夏のど真ん中、彼女に想いを伝えようと決めていたのです。
「この告白が上手くいったら、どんな幸せが待っているのだろうか…一緒にいるだけでお互い胸のドキドキが伝わったりするのかな。…なんて最高な夏なんだ!!」
男は1人妄想を膨らませ、テンションはMaxに!!
だけど、この男には弱点がある。
ダサい。
いつも少し残念な男なのです。
告白しようと決めていたその日に、大寝坊。
遅刻寸前!家を飛び出して君のもとへ全力で走り出します。
髪をセットする暇もなく、カラッとした夏の空気を浴びながら手ぐしでスタイリングするしかないのです。
だけど男はそんな自分が少しかっこよく思えてきて、気分が乗ってきます。「君のもとへ全力で走る今の自分は、スーパーマンより速いぞ」と。実際、全然足が速くないのは言うまでもなく…
この勢いで走りたいのに、いちいち信号に引っかかって、変な声をあげてしまう彼。その時ふと我に帰って「自分かっこわるいな」と気づき、急に「彼女のNo. 1(彼氏)になれるのかな?」と心配になるのです。
告白がうまくいかないというマイナスなイメージが頭の中をくすぐりますが、
太陽がキラキラと輝き青空が広がるこの夏が、彼の背中を押してくれるのです。
きっと、大丈夫だと。
マイナスのイメージをぐっと握って、広い青空にバッと放って、信号が青になると同時に再び全力で駆け出します。
頭に浮かぶのは、ひまわりの100倍眩しい彼女の笑顔と、この恋が実ること。
(おめでたい脳でよかった。)
待ち合わせ場所には、すでに彼女の姿が。
「お待たせ、ごめん、待ったよね」
待ち合わせに遅れてしまって謝る彼に、嫌な顔一つせずにっこりと笑う彼女。
そんな彼女があまりにも素敵でかっこよくて、「やっぱり君はずっと僕の1番でいて」と心の中でうっとり…
ですが、男が女の子を待たせてしまうという究極にダサい展開、このままダサい自分じゃダメだと、ついに意を決するのです。
彼女をぐっと抱き寄せて、想いを伝えました。
返事がくるまでの間は、ドキドキバクバク。
ですが、
「この勝負、負けちゃっても勝ってもいいんだ。僕の思いは太陽の1000倍熱いんだ。」
と、彼の思いはとても真っ直ぐで、結果ばかりを気にしない、非常に男らしいものでした。
きっと彼を男らしくしてくれているのは、この暑い熱い夏なのでしょう。
夢のようなことが起こりました。
彼女の答えはYes。
2人の思いが繋がったのです。
彼は嬉しくてたまらない様子。
2人の愛を詰め込んだハート型の打ち上げ花火を、夏の青空に放ちます。(もちろん、彼の妄想の中で)
彼は彼女を離さないと心に決めます。
2人の愛はまだ始まったばかり、
「まずはこの夏を彼女と2人で駆けていこう、
僕は頼りないけど、きっと彼女を守ってみせる」と、
自分自身に誓うのでした。
天真爛漫。自分を飾ることなく、かっこ悪くてもガムシャラに突っ走る主人公の男。
キスマイの派生ユニット、舞祭組を彷彿とさせる…なんというか、応援したくなるよね。
(そう考えると、OH!サマーKINGってすこし『棚からぼたもち』に似てるところがある気がしますw歌詞もそうだし、ラップあれば、ちょっとゆったりした曲調があったり)
OH!サマーKING、少クラではこのバラード部分歌われてないから、こんなストーリーがあったとは知りませんでしたw
ここのバラード部分が結構重要で、
ここの歌詞を見てやっとサビ前までの歌詞の意味がわかるというね。
サマステテーマ曲なのに、サマステ感ゼロw
でも、ますます好きになった。
この曲の中で生きる男は実在しないけどきっと多くの人から愛されるキャラ。
OH!サマーKINGも広く多くの人に愛される曲でありますように。
皆さんもぜひ、こんなストーリーがあるんだなと思いながら聴いてみてくださいw
さらに愛着が湧いてきますよ、きっとw